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2026.07.03 EDIと物流業務の関係

庫内物流の「入荷管理業務」にはどのような作業が含まれますか?

入荷管理業務は、仕入先から届いた商品を受け入れ、在庫として正しく取り込むまでの一連の作業です。表に出ることは少ないものの、ここの精度がそのまま在庫の精度に直結するため、倉庫運営全体の品質を決める入口にあたります。6つの作業で構成されます。

6作業の流れ

1つ目が 入荷指示(検品) で、商品が倉庫に到着した際に内容と品質を確認します。発注データと照合し、数量・品名・状態に問題がないかチェックします。2つ目が 棚入れリスト の作成で、検品済み商品を倉庫内のどの棚に配置するかをリスト化します。3つ目が 入庫作業 で、棚入れリストに沿って商品を所定位置に保管します。

4つ目が 数量訂正 で、検品や入庫の過程で数量に誤りがあった場合の修正です。5つ目が 仕入計上 で、入荷確定した商品の仕入をシステムに記録します。6つ目が 受領書発行 で、仕入先に対して受領を電子的または書面で通知します。

受領書のEDI化が双方の業務を同期させる

近年は、6つ目の受領書発行をEDIメッセージで送るケースが増えています。仕入先側にとって、「いつ取引先に届いて、受領されたか」は請求の確定や売上計上のタイミングに直結する情報です。受領メッセージが電子的に届けば、仕入先の経理処理も自動化でき、双方にメリットがあります。

EDIによる受領メッセージの送信は、自社にとっては「やらなくても困らない」工程に見えがちですが、取引先との信頼関係を深める要素として捉えると、優先度が上がります。

入荷の精度は後工程に長く尾を引く

入荷時の検品で見逃した数量違いは、在庫差異として残り、後の棚卸まで原因不明の差として尾を引きます。たとえば、入荷時に10個と記録したが実際は9個だった、というケースでは、その後の出荷指示や在庫補充計算が全て1個ズレた前提で動き続けます。気付いた頃には、どこで何が起きたのか追跡が困難になっていることも珍しくありません。

入口で品質を担保する設計が決定的に重要

入荷の品質を担保するためには、検品工程に十分な人員と時間を割くこと、検品結果をシステムに即時反映すること、差異が発見されたら必ず原因まで追うこと、といった運用ルールを徹底する必要があります。

バーコードスキャンによる検品の自動化、入荷予定データとの自動照合機能、差異発生時のアラート通知といったシステム支援を組み合わせることで、人手に頼らずに精度を担保できる体制が整います。EDI導入時には、出荷管理と並んで入荷管理の設計にも十分な検討時間を確保したい工程です。

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