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2026.06.25 EDI導入時の検討事項

EDI導入における「システム統合」とはどのような作業ですか?

EDIシステムと自社の基幹システム(販売管理・在庫管理・会計など)を連携させ、受注データや出荷データを自動的に同期させるための設定とカスタマイズ作業を指します。受注から出荷、売上、請求までの販売管理プロセス全体にEDIメッセージが関わるため、各メッセージを業務フローのどの工程でどう取り扱うかを設計し、システム間のデータの流れを途切れなく繋ぐ必要があります。このシステム統合の設計品質が、EDI導入プロジェクト成功の最大の鍵となります。連携が中途半端だと、結局は手作業の補完が残り、効果が大きく目減りします。

システム統合で繋ぐ業務領域

EDIを中心に統合する代表的な業務領域は、以下の通りです。

1. 販売管理システムとの連携

EDIで受信した受注データを、販売管理システムの受注エントリとして自動取り込みします。出荷指示、売上計上、請求書発行までの一連の流れが、手作業を介さずに進む仕組みを構築します。逆方向(販売管理からEDIへ)では、出荷案内や請求データを生成して取引先に送信する仕組みが必要です。

2. 在庫管理システムとの連携

受注データを基に在庫を引き当て、出荷可能数を確認するロジックを設計します。在庫不足の場合のバックオーダー処理や、出荷後の在庫減算など、リアルタイム性のあるデータ連携が求められます。

3. 会計システムとの連携

売上計上・請求・入金処理が会計システムに自動連動する仕組みを設計します。電子帳簿保存法やインボイス制度への対応も、この連携設計の中で考慮する必要があります。

4. 倉庫管理システム(WMS/WCS)との連携

出荷指示データをWMS(倉庫管理システム)に送り、ピッキング・梱包・出荷確認のプロセスと連動させます。WCSを使っている場合は、コンベアやロボットの動作指示も含まれます。

5. 取引先個別の連携

標準的な業務システムだけでなく、特定取引先専用のサブシステム(例: 大手小売向けの専用ポータル等)との連携も必要になるケースがあります。

統合設計の重要性

サイトでも明示されている通り、「特にシステム統合がEDI導入の成功の鍵」になります。理由は、EDIメッセージが業務サイクル全体に関わるため、どこか一箇所でデータの流れが途切れると、その後の業務がすべて手作業の補完を必要としてしまうからです。

統合設計では、以下を明確に定義する必要があります。

  • 各EDIメッセージを、いつ・どのシステムが・どう受け取るか
  • データの整合性を保つためのチェックロジック
  • エラー発生時のリカバリ手順
  • 例外取引(返品、訂正、キャンセル等)への対応フロー
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